ひな祭り・・・毎年3月になると、母が私の雛人形を飾ってお祝いしてくれていました。一人暮らしを始めてからは、ほとんど気に留めることも無かった行事。
『元気でやってる?今年も一応お雛様飾ったよ』
『元気だよ!・・・お雛様!わざわざ有難う!』
毎年こんな調子でした。
私も娘が出来なければ、その意味も大切さも考えることは無かったと思います。
ひな祭りは、子供の健やかな成長を願って執り行われる行事で、その子に降りかかる災いや困難を雛人形が身代わりになって受けてくれるというものです。
その昔、疫病や天災などで幼くして命を落とす子供が多かったため、このような形で我が子の安全と幸せを祈願したと言われています。
なので、雛人形は1人につき1つ必要なんだそうです。
我が家も当初、ひな祭りの本来の意味がわかっていなかったため、「私の雛人形があるから、それを飾ればいいか~」なんて気楽に話していましたが・・・
『それじゃアッカーーーン!!』
両親(特に母親)からの説明で、真剣に雛人形購入を検討し始めました。
とは言え、本当に色んな雛人形があって・・・何を基準に選んでいけば良いのか悩みました。
そんな我が家の雛人形購入基準は次の通り
①サイズ・・・リビングに飾れるサイズで、横幅50センチ以内のもの。引っ越しなどでも持ち運びできる大きさである事。
②価格・・・25万円まで。こだわれば、どんどんこだわる事のできるものなので、具体的な予算を決めておく。
③静岡県のお店・・・夫の実家が静岡県だったので、駿河の国のお雛様を選ぶこと。
こんな風に、明確に購入基準や条件を決めていたので、何とか購入する事ができました。
私は何事においても、とっっっても迷うタイプで、すぐに決められない性格です。
出来ることなら、全ての商品を見て1番気に入ったものを納得して購入したいタイプなのです。
まずはインスタで雛人形を検索し、好みのお雛様を探していきました。
その中で2店まで絞ったのが
『左京』さんと『mikoto雛』さん
どちらも静岡県で、人気のお店。伝統の技術を保持しながら、現代のスタイルに合うコンパクトなお雛様を製造販売しています。
パンフレットを取り寄せて、さらに比較していきます。
むむむ・・・素敵だ~
見れば見るほど、お雛さまの魅力にとりつかれていく私・・・笑
「結局は母の自己満なんだから、自分が気に入ったものを購入したら良いよ~!」先輩ママにも言われます。
雛人形を購入する上で、まず迷うポイントは
”衣裳着人形” か ”木目込み人形” か です。
7割が、伝統的な衣裳着人形を購入するそうですが、最近は木目込みを選ぶ方も増えているのだとか。私も、当初は衣裳着人形を考えていたのですが、見れば見るほど木目込み雛の魅力に引き込まれてしましました。
余談ですが、自分の趣味でお雛さまを購入するマダムも居るんだそう。(子供が男の子で、ひな人形を選ぶ機会がなかったが、とても魅力を感じていたため・・・)
驚きましたが、思えば幼いころリカちゃん人形が大好きだった私・・・私もいつかまた自分用に欲しくなってしまうかも!それ程、お雛様には魅力がありました。
話が脱線しましたが、結局
『mikoto雛』の木目込み雛に決めました。
木村一秀さんの作品で、シンプル・モダンな雰囲気が気に入りました。木目込み雛は、衣裳着の華やかさには敵いませんが、コンパクトで、持ち運びもしやすく。飾るのも手間取らないことろもお気に入りポイントです。
目を閉じているところも、上品で、優しく、落ち着いていてとても素敵だな~と。
こんな女性になって欲しいなぁ~なんて考えながら。
もちろん、先にあげた①~③の購入条件をすべて満たしており、大満足です。
何より、娘のおかげで『ひな祭り』について考えることが出来たし、自分もたくさんの人たちから、大切に願いを込めて育てて貰ってきたんだな~と実感できたことが幸せでした。
ひな祭りが楽しみ。
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